diamondwaterの観劇日記

舞台、映画、展覧会、各種イベントに参加した記録、感想などをまとめています。

谷先生との決戦、その後

前記事で、私vs.谷先生との決戦を告知しておりましたが。無事生還したことをここにご報告いたします。因みに決戦の火蓋が切って落とされたのは8月19日、場所は兵庫県宝塚市栄町です(詳細下記)。

8月19日 花組サン=テグジュペリ/コンガ!!」(宝塚大劇場
8月19日 蘭寿とむお茶会
8月20日 花組サン=テグジュペリ/コンガ!!」(宝塚大劇場


覚悟を決め、元々予習していたところに更に重ねて予習をし挑んだ決戦。勝った…! 私は谷先生に勝ちました!! YES,WE CAN!!!! 描きたい要素をつなぎあわさずバラバラにただおいてみただけという脚本演出に対し、ひとつひとつ「ああ〜ここはこういうことを言いたいのかなぁ〜?」「なるほどぉ、このエピソードもあのエピソードもどっちも盛り込みたくなっちゃったのねえ?」と脳内補完。「星の王子様」からの引用部分に関しては、絵本原本のページを思い浮かべその前後を付け足して内容を補足。説明一切なしで予習してきた人にしか分からないだろう各種場面については、「あれ?谷先生、高熱に浮かされてなんか夢見ちゃった〜??うふふ〜」という気持ちで拝見いたしました。YES,WE CAN!!!!(二度目)

そんなわけで最終的に。みわっちが死を覚悟して妻に別れを告げる場面や、みわっちやえりたんがこの世を去っていくことを表現した銀橋の場面、まゆさんがだいもんに撃墜されたことを象徴的に表した蛇のダンスの場面、終戦後のだいもんの苦しみをゆうちゃんさんが慰める場面等々でジーンとして涙ぐむほどには、このお芝居を理解できたと思います。YES,WE CAN!!!!(三度目)といっても、役名で理解することは放棄して、演じているスターさんの心情に寄り添ったにすぎませんけどね!「うふふふふ☆」←王子様の台詞を引用するサン=テグジュペリを演じる蘭寿とむの声音で再生してください。

本当はもっと書きたいことがあるけど、書かないでおく。私は舞台ファンである前に、ヅカファンだから…。それでも、これだけは言わせて欲しい。この舞台作品に感動することがあるとして、それはサン=テグジュペリが偉大だからであって、谷先生は無関係。こだまっちが干されるのなら、谷先生も干されてしかるべき、です。

幸い併演ショーの「コンガ!!」のほうは、2回目にしてその良さ、楽しさに開眼しましてすっかり虜になりましたし(というか、初見時は「サン=テグジュペリ」の衝撃が強すぎて「コンガ!!」の記憶が朧げ)、「コンガ!!」があるなら「サン=テグジュペリ」も耐えられる、と思う。多分…。だから東京でも観ます。頑張る。