diamondwaterの観劇日記

舞台、映画、展覧会、各種イベントに参加した記録、感想などをまとめています。

2014年興業 私的ベストランキング

私の大好きなミュージシャン、浅井健一氏の歌詞を借りるなら「ハートにヒビが入るほど」感動した作品、をマイベストとしたい。という、条件をもとに考えていくと、タカラヅカ作品はやはりマイベストランキングからは除外されてしまうのですよね。例えば贔屓退団などは観劇ライフに留まらずマイライフ的にもでっかいエポックではあったけれど、あれは「スターの生き様に熱狂している」(by NHK)のであって作品として素晴らしいのとは違うと言いますか。

というわけで、割と本気でハートにヒビが入ったのは、映画作品でした。


【2014年興業 私的ベストランキング】
第1位 映画「ハンナ・アーレント
第2位 映画「アナと雪の女王
第3位 映画「アデル、ブルーは熱い色
〜〜〜〜
第4位 宙組「翼ある人々」
第5位 雪組「伯爵令嬢」


ハンナ・アーレント
難解な哲学論理を、映像化することで分かり易く教えてくれる。映画化する意義がある作品だった。「凡庸な悪」という概念は今の時代だからこそ余計響くし、自らの民族に不利となってでも正義を貫く姿勢に大変な意気を感じた。とにかくあらゆる人に「ハンナ・アーレント、見た?」と語りかけた一年でした。

アナと雪の女王
ディズニーの世界観が苦手で、ランドは中学一年生以来一度も行ったことがないし、もちろんシーは立ち入ったこともない。ディズニーアニメで見たことがあるのは「白雪姫」「シンデレラ」だけ…。そんな私があまりの評判に公開から半年近く経って観に行ったぐらい大ヒットした本作なわけですが。いや〜ほんとよく出来た映画!とにかくアナの天真爛漫さがかわいかったし(神田沙也加ちゃん最高!)、エルサがびゃーっと氷を出すのかっこよかったし(いい歳こいて真似した…)、あまりのことに開き直ってエルサが歌い上げるヤケクソソング「ありのままに」は評判通り爽快だったし(みんなで大合唱楽しい!)、何よりも、オラフですよ……!!!!何あのかわいい生き物!!!!見た目は全くかわいくないのに最終的にはかわいくしか見えなくなるという。やっぱりかわいさってのは内面に宿るものなのかもな、と改めて思わせてくれたオラフに乾杯!

アデル、ブルーは熱い色
悲惨なほどのブロークンハート映画。恋愛を真正面から淡々と描いているだけなんだけど、まーとにかくまったく救いがないところが超最高!!!主人公たちはレズビアンで、異性愛者の私からしたらまったく現実味がない2人なはずなのに、映画全体を通して、2人の育った環境の違い、生活レベルの違い、価値観の違い、登場人物の性格等、細かく丹念に描かれているため、彼女らの出逢いから別れ、別れた後、すべてが自分にひきつけて感じれられた非常にリアルな映画でした。



※バレエ公演ベスト※
「ロイヤルエレガンスの夕べ」

英国ロイヤルバレエ団および英国バーミンガムロイヤルバレエ団の有志による公演で、劇場はまさかの日本青年館の演奏は録音。セットもほぼなし。手作り感がある公演でした。でも、バレエ公演というものは素晴らしいダンサーと演目を揃えさえすれば成功する、ということがよく分かる出来栄えでしたよ。小さくてチープな箱だけども、ダンサーの息遣いが感じられたのが良かったし、演奏が録音だろうと良いダンサーというのは音楽を感じさせるもの。特にスティーブン・マックレーが凄かった…!フィギュアスケート好きなら観て大感動だったと思うよ。氷がなくても、氷上の世界を表現できる人がこの広い世界にはいるのだ。



※ヅカ演目番外※
やはり花組ノクターンでしょう。
原作を読まずに挑んだので、原作からの無神経な逸脱はまったく気にならず。それよりもなによりも、主演の柚香光から、今の学年でしか出しえない魅力を引き出していたのが素晴らしかった!!!作品として完成度が高いにこしたことはないですが、スターの今最大限の魅力が堪能できるかどうかがヅカ作品としての良し悪しを判断するポイントだと思うのです。そう考えると、記録には残らなくても記憶に残る作品だったな、と。それにしても、若いからこその失敗、未熟っぷり、青い春、ホロ苦い恋、意地らしい強気、大人ならではのいやらしさ…。すべてが詰まってた(うっとり)。それから、私にとって「きらりと言えばコレ」と思える作品にもなりました。今この学年のきらりだからこそできるお芝居だったと思います。これからも「娘役10年」の技を発揮できる役柄がベテラン娘役さんたちに回ってくることを期待します。嗚呼まーもーとにかく!ほんと生で観られてほんと良かった。カレー氏やきらりだけでなく、あきら、一花、たそ、マイティ、みんな良かったよ。遠征した甲斐があるバウ作品でありました。

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