diamondwaterの観劇日記

舞台、映画、展覧会、各種イベントに参加した記録、感想などをまとめています。

2012年1月 観劇日記

昨年、正月実家に帰らず東京で宙組誰がために鐘は鳴る」の元旦公演を観ていたのが1年前とは思えないほど過去に感じます。残飯おせち騒動とか、あったよね〜(遠い目)。大震災の前後でズバーッと時が区切られてしまったようで…1年前ながら、最早時代が違っちゃってるような気がします。
さて今年は、大震災のときまさに揺れてる真っ最中「あー正月に実家帰っておけばよかったー!!」と机の下で小さくなりながら痛切に後悔したこともあって、大人しく正月実家に帰りました。父母の老いも目に付き…そろそろ介護の準備・覚悟が必要な歳に私もなったのだな、と心新たにした正月であったことよ。
今年の観劇始めは星組。実家から帰ったその足で自宅より先に劇場へ馳せ参じて観てきました。正月に相応しい華やかな舞台でしたな。というわけで、1月に観た舞台を下記にまとめます。

01.04 星組「オーシャンズ11」(東京宝塚劇場
01.13 東京バレエ団「ニジンスキー・ガラ」(東京文化会館
01.15 雪組 特別公演「インフィニティ」(宝塚バウホール
01.15 花組「復活/カノン」(宝塚大劇場
01.15 蘭寿とむ お茶会
01.28 「ロッキー・ホラー・ショー」(サンシャイン劇場
01.29 星組「オーシャンズ11」(東京宝塚劇場
01.31 ボリジョイ・バレエ団「スパルタクス」(東京文化会館

以下、特に心に残ったことを記しておく。
1月29日は、私にとっての未沙のえーる氏観おさめでした。若い勢いで突っ走ってるイメージがある星組公演にさり気なく深みを与えるさすがの存在感。特にライナスを励ますシーンは沁み入りました。最後まで心に残る演技をみせてくださったなあと、私ったら少し泣いてしまいましたよ。これからも「飛べー!!」の精神を忘れずに、どこまでも走ってゆけよ星組子たち。

1月28日の「ロッキー・ホラー・ショー」は、ムラ版「仮面の男」を巡る騒動で感じた違和感の根源を知りたくて、「サブカルとは」「小劇場系とは」を再確認しようと観た舞台です。ムラ版「仮面の男」を観てから半年間、連鎖的に「キャッツ」→「エオンナガタ」→バレエ「春の祭典」と観てきましたが、この「ロッキー・ホラー・ショー」で遂に諸々の納得がいった感じ。嗚呼、サブカルって、小劇場系ってこうなんだな、と。筋なんてない!意味なんてない!意義なんてない!成長なんてない!正しくだってない!観た人間に何かを与えたいなんてこれっぽちも思ってもいない!ノリと勢いとセンスで突っ走る世界。そして私は、本当はこういう世界のほうが馴染む人間なのだと再確認できたのです。そんな私が何故ヅカを観るのかって話ですが、私にとってのヅカの魅力とは、まずはバロック的華やかさとケレンミ、次に恐ろしいほど厳密にピラミッドを形成する世界観、なんですよね。最初から「きゃー素敵ぃ」とか「きゃー美しいぃ」などと思って観始めたわけでは絶対ない。つまり私のヅカの観方は少しナナメってて、それもあってムラ版「仮面の男」をすんなり受け入れられたのだな、と納得がいった次第。そしてヅカをまっすぐ観てる方々からしたら、そりゃあんなの受け容れられないよな、とこれまた納得したわけです。そう納得すると、「あれを面白いなんていう感性が信じらんない!」という罵声も受け流せるようになりました。世の中いろんな人間がいるんですよ、ってことですね。まあ…サンマールのシーンは賛否両論あってしかるべきで、さすがに私も観ながら「えっと…これはどう反応すれば…?」と思いましたけどね。それでもね、あの舞台は面白かったと言えてしまう感性の持ち主なんだよな、私は。うん。もう別にいいじゃん、認めよう。「私は悪趣味でっす☆」

最後に、1月31日の「スパルタクス」。これはバレエ公演を観ているとは思えない、エキサイティングな体験でした。バレエとして美しいだけでなく、舞台としても面白かった。同じ意味合いでギエムオンステージ2011「田園の出来事」も面白かったけど、「スパルタクス」は「田園の出来事」とは見事に正反対な面白さだったね。「田園の出来事」が日々の一場面を切り取ったヨーロッパ発の単館系映画なら、「スパルタクス」はスペクタクル満載の全国ロードショーされるハリウッド映画、という感じ。ガラもいいけど、やっぱりバレエ団丸ごと来日の全幕物は満足度が高いな〜。ボリジョイ・バレエ団、次回の来日が今から楽しみです!

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