diamondwaterの観劇日記

舞台、映画、展覧会、各種イベントに参加した記録、感想などをまとめています。

『王の男』

王の男」を見てきました。それも公開初日に。ぇぇ、もちろん。

感想としては、非常~によく出来たお正月特番新春時代劇だな、という感じ。ぁ一応これ、褒めてますから。俳優陣は皆さん芸達者で真実味に溢れておりましたし、筋もなかなかよく出来ておりまして、最終シーンではついうっかり涙目になってしまいました。

では何が新春時代劇風味を醸していたのかといいますと、すべては監督の力量によるのではないかと。生意気発言☆画面に重みがないんです。衣装もきちんとつくってあるし、セットだって悪くないのに、なぜ重厚さやスケール感、奥行感が出ないんだろ? 技術的なことは分からないけど、これは撮影監督の問題なんじゃないかな~。後、TV番組風に感じた理由はもうひとつ、登場人物たちの感情表現に迫りすぎたせいではないかと思うのです。うまくいえないけど、視聴者たちに登場人物の感情を想像させるのが映画的で、TV番組はその反対に説明的な感情表現をすると個人的には感じていて、「王の男」は説明的というか感情を“朗々と謳いあげる”感じを強く受けるのです。うーん、うまくいえない。漫画にたとえると「AKIRA」は映画的だけど「巨人の星」はTV番組的、というか!?

でもこうやって感じたことを文章にしてみると「これって単純に個人的な好みの問題かも」と思えてきました。「ラストエンペラー」とか「覇王別姫」とか「ブロークバックマウンテン」と比較するからいけないのだ。みんな映画史に残る錚々たる名作だもんな。滅多に映画を見ない分、映画に対する評価が厳しくなってるのかも。

ま、とにかく久しぶりの映画体験を充分に楽しんだことは確かです。

 

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