diamondwaterの観劇日記

舞台、映画、展覧会、各種イベントに参加した記録、感想などをまとめています。

またハウル見てます…

ハウル」のソフィー やはり倍賞 無理がある

 一句詠んじゃったヨ。

木村拓哉は下手だけどはまってるし、美輪明宏にいたってはもう見事すぎて言うことなし。完璧。が、しかし。ソフィーを演じている倍賞千恵子はいただけません。無理に若い娘を“演じている”から、ソフィーがイヤな感じのぶりっ子優等生に感じるんだよねえ。演じてる割に、どうしたっておばあちゃまの声だし…。いっそ、市原悦子のほうがまだ良かったんじゃないのか、案外。でも、おばあちゃん化したソフィーには倍賞千恵子がぴったりなんだよなあ。

それにしても、何度も何度も繰り返しみてるうちに、ソフィーの粗に目がいくようになってきました。ハウルのかっこよさに気をとられて、ソフィーの「?」な部分を見過ごしてきたけど、そもそもソフィーの性格には何だかイヤな気持ちになることが多いんだよねえ。
 
たとえば、「私には一度だって美しいときはなかったわ!」と逆ギレして「うわーん」って泣くとこ。イライラッ。後、妹に帽子屋になるつもりかといわれて「私、長女だし」と返すとこ。イライライラッ。しかし、こういった言動も婆ちゃん度がMAXのときは気にならないから不思議。婆ちゃんはいいんだよね、いじけてたって自己中心的だって。仕方ないよ、年だし、それだけ長く生きてきたんだし、みんな大目に見てあげなきゃ。でも若いモンはそれじゃダメって言いたいんだよね、Mr.駿? 実際、ソフィーがMAX若く戻った時の言動は特にイライラしないもんな。

シータとかナウシカ、さつき、キキは本当に清清しい子だったよなあ。