diamondwaterの観劇日記

舞台、映画、展覧会、各種イベントに参加した記録、感想などをまとめています。

『透明な存在の不透明な悪意』(宮台真司)

古本で¥300に惹かれて思わず購入。本当に、いまさら。まあ暇に飽かせて『下流社会』とか『他人を見下す若者たち』を買うよりはまだ精神衛生上いいかと思い。

うーむ、私が大学1年生だったとき、世間の大人はこんなこと考えて分析してたわけか。ところで、この本にはまだ2chの話題がないっすね。当時すでに勢力があって、チャットではがんがん「逝ってよし」「厨房」なーんて言葉が飛び交っていたというのに。酒鬼薔薇世代の14歳が数年後には牛刀持ったネオ麦茶になって再登場するっちゅーのに…。

それにしても、この本で散々出てくる「家庭の学校化」現象は、まったくその通りだと思った。ネオ麦茶が不登校を病気といわれて「治療」されなければ
牛刀なんて登場しなかったんじゃないのか、と思う。「人を殺してみたかった」なんていって人殺した奴もさ、それこそ「透明な存在」でミヤダイさんが言うところの「濃密さ」「強度」を求めて行動してたんじゃないのか?まあ後付けなんていくらでもできることだけど。

しかし、時は巡って、酒鬼薔薇&ネオ麦茶世代はちょうど会社の後輩として私と席を並べているという現実。アムラーパフィーコギャル世代な私と酒鬼薔薇世代の彼ら、向こうの席には元みゆき族の役員、そのすぐ横には三無世代の課長。そしてバブル世代。うーむ、こうやって世代で切ってみると面白いね。何だか、90年代も歴史の一部になっちまってるゼ。

 

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